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マンガ『私たちはどうかしている』第3巻のネタバレ・あらすじ・感想についてまとめてみました!
私たちはどうかしているの第3巻は2017年9月13日に発売しました。
今回は七桜の正体を問われるシーンが所々に登場するので、前巻よりも緊張感のあるストーリーになっています。
そして、相変わらず続く女将の嫌がらせ、七桜の偽の母親の登場、椿の怪我、草薫会への参加等、七桜と椿の前にたちはだかる壁と、先の読めない展開に読者の心はかき乱されてばかりです。
また、前巻に続き七桜と椿の切ない関係性も見所です。
どきどき続きの第3巻、早速ネタバレを見ていきましょう。
私たちはどうかしている3巻のネタバレ!【11話~15話】
校正紙チラ見せ。安藤なつみ先生『私たちはどうかしている』3巻、9月13日発売ですー。1・2巻も同タイミングで重版かかるそうです! pic.twitter.com/arBIhWUCUa
— 近田火日輝(fireworks.vc) (@hi6ikic) September 12, 2017
第3巻は椿の
「“さくら”の母親が父を殺した」
(引用:『私たちはどうかしている』3巻 講談社)
という衝撃的なセリフから物語が始まります。
椿は続けて、事件当日さくらの母親が父親の部屋に訪れたのを目撃した、さくらの母親が父親を殺した犯人だと話します。
そして、その日からさくらは明かりではなく、憎しみになったとも告げます。
椿の口から当時の話を聞き、自分の母親がまさか……と心を乱されます。
同時に、絶対にさくらだと気付かれてはいけない、と改めて気付かされ、椿に対しての態度も以前のような冷淡なものに戻ります。
翌日、用事があるからと女将に七桜は連れていかれます。
なんと光月庵に代々伝わる着物を結婚式で七桜に着せたい、というのです。
実際にその着物を着せられる七桜ですが、それは真っ赤な椿柄の着物でした。
赤色を見て発作を起こしてしまう七桜に、女将は更に追い討ちをかけるように
「あなたのお母さまってどうしてらっしゃるの?」
(引用:『私たちはどうかしている』3巻 講談社)
と問いかけます。
更に七桜の黒髪、目、白い肌に見覚えがあることを伝え、
「あなたはどこで育ったの?」「15年まえの春どこにいたの?」
(引用:『私たちはどうかしている』3巻 講談社)
と女将は次々と七桜を追い詰めていきます。
女将の行動を怪しんで追いかけてきた椿もその話を聞き、何か気づいた表情を見せます。
もう七桜の正体に気づかれてしまうのも時間の問題か……と思ったその時、光月庵に七桜の母親を名乗る女性が現れるのです。
その女性は花岡夕子という、七桜も知らない人物でしたが、その女性に話を合わせ、その場を乗り切ろうとします。
椿が口を開き、
「ご安心ください 七桜さんのことは私が幸せにします かならず」
(引用:『私たちはどうかしている』3巻 講談社)
と夕子に告げ、七桜の過去の話は終わりました。
そして帰ろうとする夕子を七桜は慌てて追いかけ、何者なのかを問い詰めます。
夕子の答えは、自分の経営している吞み屋の常連客に頼まれた、というものでした。
それを聞いて、一体誰なのか……と思いを巡らす七桜に、ある人物が浮かびます。
母親からの手紙を渡してくれた、あの男性です。
そして自分の母親の潔白を晴らすためには、その男性に近づくしかないと思った七桜はその人物に会わせてほしいと夕子に頭を下げます。
夕子は困った表情浮かべながらも自身の店の名刺を七桜に手渡し、
「客として来るのは止められないから」
(引用:『私たちはどうかしている』3巻 講談社)
と言って立ち去ります。
***
店に戻ると、椿が玄関先で待っていました。
椿は自分の正体に気づいているではと不安に思う七桜でしたが、椿から
「お義母さんにも来てもわないとな 俺たちの結婚式に」
(引用:『私たちはどうかしている』3巻 講談社)
と言われ、うまくごまかせたと安心します。
しかし、七桜の安心は束の間のものでした。
椿は式に作りたい御菓子があると話し、その菓子帳が保管されている部屋に七桜を連れていきます。
部屋につくと、椿から結婚式は来月23日仏滅に行うことを告げられ、更に
「俺は信用ならないヤツほど手元に置いておく主義なんだ」
(引用:『私たちはどうかしている』3巻 講談社)
と閉じ込められてしまいます。
***
扉を叩いても、声を出しても誰も助けに来ない状況に七桜は絶望しました。
しかし、部屋の中で昔見た型抜き、そして母親の作った菓子帳を見つけ、母親との思い出が蘇り、自らを奮い立たせます。
そして椿が様子を見に来た時に隙をついて部屋から出ることに成功します。
しかし逃げ道を探している中、怪しい人物に七桜をめがけ頭上から壺を落とされてしまいます。
間一髪のところで、椿は七桜を守りますが、右手に怪我を負ってしまいます。
壺はおそらく女将の仕業、自分たちの結婚を妨害するために七桜を狙っていると椿に伝えられ、七桜は自分を守るために部屋に閉じ込めたのだ、と椿の本当の意図に気付きます。
過去にも大旦那に怒られそうになった自分を守ってくれた幼い椿を思い出し、七桜は懸命に看病します。
***
翌朝、七桜と椿のもとに新たな仕事の相談が来ます。
屈指の茶道の流派である草薫会から、茶会の御菓子を椿に依頼したいという話がきているというのです。
絶好のチャンスですが、怪我のため万全を尽くせない、と判断した椿は断ろうとします。
しかし、全身から溢れる“作りたい”という椿の想いを汲んだ七桜は、自分が手伝うから、とその仕事を引き受けてしまうのです。
椿は勝手な行動をした七桜に対し
「恥をかかせるつもりか」
(引用:『私たちはどうかしている』3巻 講談社)
と責めます。
七桜は負けじと、頭の中で“椿は好きになってはいけない人”と警鐘を鳴らしながら、
「この店を立て直すんでしょう 私もその力になりたいの」「私を妻にするんでしょう」
(引用:『私たちはどうかしている』3巻 講談社)
と強く言い返します。
その強い決意に負けたのか、椿は“お茶を覚えてほしい”と新たな指示を七桜に与えます。
***
早速茶室に移動し、お茶について七桜は椿から指導を受けます。
椿の美しい作法を見て、茶道が椿の御菓子の美しさにも影響を与えているのでは、と七桜は感銘を受けました。
しかし、突然大旦那が現れ指導は中断されてしまいます。
しかも大旦那は椿の点てたお茶を飲むと、自分も草薫会の茶会に呼ばれているが、御菓子には手を付けないだろうと言うのです。
続けて
「偽りの心を持つ者が作ったものを食べる気にはならん」
(引用:『私たちはどうかしている』3巻 講談社)
と大旦那は立ち去りますが、
七桜は不安げな表情でそれを見つめています。
大旦那が去った後、七桜は椿から、お茶会での御菓子は亭主の希望で“落とし文”に決まった、当日は父の日のため、親の愛を伝える意味を持つ御菓子が選ばれたのだと伝えられます。
更に
「安心しろ 大旦那の嫌味には慣れてる」
(引用:『私たちはどうかしている』3巻 講談社)
と椿は笑みを浮かべながら七桜に話しますが
、日頃から心ない言葉に対し、心を殺してきたであろう椿の心情を想い、七桜は切ない表情を見せます。
その裏では厨房で七桜と椿の結婚式の日が、大旦那主催の茶会の日と同日だということが話題になりますが椿の意図は誰も読めないままです。
***
朝起きると七桜が隣にいないため、椿は慌てて家の中を探します。
すると、茶室で何枚もの落とし文の下書きを描く七桜を見つけます。
椿のことを知れば事件の真実に近づけるのではないかと七桜は考え、御菓子を通じて椿の考えに近づこうと、一晩中落とし文について考えていたのです。
何があっても立ち向かってくる七桜の姿を見て、椿は自分の七桜への想いに確信を持ちます。
そして「たぶん俺はあんたに惹かれてる 自分の我を通すための結婚相手としてじゃなく一人の女として」と七桜に告げます。
ただし、それはもし七桜が“さくら”でないことが前提の話です。
その前で嘘をついた者は地獄に落ちると言われている、“不妄語戒”という掛け軸の前で、七桜が椿に「あんたはほんとに花岡七桜なのか それとも“さくら”なのか」と問われるシーンで第3巻は幕を閉じます。
私たちはどうかしている3巻のあらすじ
光月庵に住み始めた七桜(なお)は、とあることから大旦那の逆鱗に触れる。椿は七桜と部屋をともにすると宣言。肌を重ねた二人だが、椿の口から出た「さくらが目の前に現れたら消えてもらう」という言葉に凍りつく。憎しみに囚われている椿の本当の心はどこに!? “七桜の母“を名乗る人物も現れて混乱する七桜を、椿はある部屋に閉じ込めてしまう!!
(引用:Amazon)
私たちはどうかしている3巻の感想
序文にも書きましたが、七桜の正体を問われるシーンが多く、最後まで気を抜けない巻だったと思います。
椿も女将も偽の母親だけでは誤魔化しきれなそうですね……。
ただ、椿は七桜の正体に恐らく気づいてはいるけれど、七桜への想いが強くなってしまったので、事実を受け入れたくないのかなと思えますよね。
七桜に対しまっすぐに想いを告げた椿のシーンは本当に美しく、かっこよかったです。
それに対し七桜はどう答えるのでしょうか……正直に言っても嘘をついても、どちらも今は辛い状況になりそうですが、少しでも幸せな道に進んでほしいと思ってしまいます。
そもそも、椿も七桜も自身が原因ではなく、周囲の環境で憎しみ合わなければいけない立場になっているので、また切なさが増しますよね。
七桜の母親のことも、中々いい方向に進まないのももどかしいです。
ただ、今回もでてきた謎の男性に一歩近づくことができたのは大きいですよね。
今はその男性と無事出会えることと、その男性が味方であることをただただ願っています。
また、七桜と椿の結婚式の日取りも何か椿の策がありそうで気になっています。
賢い椿のことですから、大旦那に反抗するためではなく、他にも意図があるように思えてしまいます。
更に老舗の和菓子屋だったら、一般的に仏滅に結婚式は許されないのでは?とも思うんですよね。
本当に椿の予定通り話は進むのでしょうか?
また、今回新たに出てきた草薫会の結末も気になります。
椿の怪我という大きな壁があるので、それをどう2人で乗り越えていくのか、また大旦那に認められる御菓子が作れるのか、という所も次巻の大きな話になりそうですね!
またこの作品細かい回想なども多く、ネタバレに記しきれていないのですが、女将と参謀している人物がまた出てきたり(誰かは不明)、椿の回想の中で大旦那が“さくら”の御菓子を求めていたりと、今後の話に繋がるのかな、と思えるシーンも別途ありました。
何が伏線になるのか読めないのも、この物語の醍醐味なのでそこも含めて次巻が楽しみです。
その他に、マンガ『私たちはどうかしている』3巻を読んだ感想は、
その母はある男から頼まれたと、度々出現する謎の男の人がここからだんだん分かっていきます。その後女将さんが七桜を狙って色々漁ったりしてく部分か人間の汚らしさを上手く表現しているなと思いました。またこの頃から椿の七桜への感情がより明確に表現されててドキドキします。
その後落とし文というお菓子の案を考えていた七桜に、茶室のその掛け軸の前では偽りの心を持ってはいけないと言われているものの前で椿が七桜に惹かれているという所で終わってしまいこの先女将と七桜がどんな行動するのか本当にたのしみです。、
女将の嫉妬、強欲、執念、みたいなものがよく絵に表れていてとても迫力を感じました。
女将の攻撃がエスカレートする中で息子の椿はそれをさっちしており七桜をさりげなく守る姿に本当は好きなのか?演技なのか気になる要素満載でした。
4巻に続くシーンでは椿が七桜に言った告白は確信に迫るための嘘かそれとも本心か次回展開がとても気になります。
月光庵は敵だらけで誰も信用出来ない中で七桜を応援してくれる協力者がいるようて日で安心しました。
今後はこの新たな登場人物によって七桜の方も攻撃に転じられるか期待したいところです。
少女漫画というよりは昼ドラのようなドロドロ物語のため今後椿と七桜の恋愛シーンが増えるといいなと期待しています。
まとめ
3巻のネタバレ、いかがでしたか?
七桜は正体を隠し通せるのか、女将の執拗な嫌がらせから逃げ切ることはできるのか、謎の男性と近づけるのか、草薫会はうまくいくのか、15年前の事件の真犯人は、などなどまた今回も展開が気になる話ばかりでしたね。
とにかく次の巻では七桜の椿の告白に対する回答に大注目ですね!
ちなみに3巻にはショートストーリーで椿の学生時代の話(子猫を拾ってくる話)も載っているので、気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
次巻もお楽しみに!
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